サンメイトについて、よくあるご質問の回答

Q.01 なぜ根に酸素は必要ですか?

根のエネルギー獲得のため、酸素は必要です。
植物生理学ではイオンの吸収は『 根域の温度と 酸素分圧に左右される』と云われています。
そのため、根域の酸素レベルは植生を決定する重要な要因のひとつです。

少し長くなりますがサンメイトのページの補足説明します。
光合成をしない根は、地上部から送られた(転流)光合成産物を燃焼(酸化)して生長のエネルギー(ATP)を獲得
します。
根による水の吸収は、浸透圧に従って拡散移動する受動的吸収と云われ、エネルギーの消費はありませんが、 肥料(イオン)の吸収はエネルギーを必要とする能動的吸収ですので、そのエネルギー生成のため酸素が必要に なります。
外界でも、多くの物質を早く燃焼するためには多くの酸素が必要であるように、気体としての酸素がない根域 では、水中の酸素を根から取り込むことが必要になります。
植物は環境が変わっても移動できないため、その変化をいち早く感知し、それに対応・適応しなければならず、そのための環境適応制御物質が植物ホルモンと呼ばれています。
その植物ホルモンの一つに「サイトカイニン」があり、葉の老化防止、葉の生長促進、気孔の開孔による蒸散 促進、発芽の促進などに関与し、主に根で合成されます。
「サイトカイニン」の合成には根域の酸素が不可欠で、多くの溶存酸素が確保できる環境においては「サイト カイニン」の合成も活性化されます。
また、「オーキシン」とよばれる植物ホルモンがあり、それは地上部・地下部の成長点あたりで生成されて、 頂芽優勢ホルモンとも言われます。
その「オーキシン」は「サイトカイニン」とともに細胞分裂に関与していて、そのどちらが欠けても細胞分裂 は起きなくなります。
「オーキシン」も酸素がない環境では生成されないため、根域の酸素不足では根毛の発育は抑制されて、地上 部へのイオンや水の供給に影響します。

Q.02 空気を利用する方法とは、どのように違いますか?

空気中には約21%の酸素がありますが、空気中の酸素が水に溶ける(溶解)割合を、飽和酸素濃度(mg/リットル)と云われ、温度により限定されます。
空気中の酸素の溶解度は、水温が零度で14.2ppmと一番溶けやすく、30℃では7.6ppmと低くなります。
純酸素ガスを利用したサンメイトは水温の影響が少なく、高い濃度が確保できることが大きく異なります。

Q.03 根は空気を利用できないのですか?

できます。
しかし長時間に渡り乾いた空気が根の周りを覆い尽くせば、植物は枯れてしまうことはご周知と思います。
固形養液栽培の培地は常に湿潤状態にありますので、空気と接触している表面に酸素は溶けますが、表面で溶 けた(溶存)酸素が根まで拡散する速度は遅く、根の呼吸速度に不足する場合があります。
そのような環境に置かれた場合には、上根という現象が生じます。
植物の根は、水と栄養と酸素を求めて伸長します。ロックウールやココバッグの側面を見ると、根が突出して いることを見かけると思いますが、それらは根が酸素を求めて生じた現象です。
根の本来の働きは、水と栄養分を吸収して地上部に送ることなのですが、突出した根の周りには水も栄養分も ありませんので、酸素を求めて生じた現象と云えます。

Q.04 培養液の酸素濃度はどれくらい上がりますか?

原水の圧力と酸素ガスの圧力設定により異なりますが、25ppm以上になるように設定します。
原水圧力が高い(0.2Mpa以上)場合には、30〜45ppmが確保できます。

Q.05 高い濃度で培地内に侵入した培養液の酸素濃度は変わりませんか?

変わります。
サンメイトを通過した水(溶存酸素30〜45ppm)をバケツに入れて放置(静止状態)すると、外気温にも影響され ますが、20〜40分後には17〜22ppmになります。
以降の変化は少なく、それを植物の根は利用します。
潅液直後の水は重力水として下方に落下していきますので、植物の根はそれをほとんど利用できません。
毛管水として滞在した水を植物の根は吸収します。
水道水を同じ条件下に置くと、2〜4ppmになり、地下水ではもっと低くなります。

Q.06 なぜ光合成量が大きくなるのですか?

植物の生育は、地上部で行われる光合成と、根から吸収するイオンにより決定されます。
植物は光合成の結果、はじめに生成された炭水化物は、新しい細胞の構築原料となると共に、生長のための
エネルギー源となります。
植物も他の生物の反応と同じで、光合成でも多くのタンパク質(酵素)が、反応を進める役割をしています。
そのタンパク質が、上手く機能するために結合している金属(イオン)が必要で、これらの金属(イオン)がな
いと、タンパク質が上手く機能しなくなり、結果として光合成を含める生理代謝が上手く働くことができな
くなります。
たとえば光合成は、クロロフィル(葉緑素)で光を集めるので、植物が持つクロロフィル(葉緑素)の量はかなり の量になり、1分子に1つのマグネシウムを持っていることがあり、クロロフィル(葉緑素)の構成成分である マグネシウムを多く吸収した植物は、多くの光を取り込み、光合成量は大きくなります。

Q.07 収穫量はどれくらい増えますか?

現在の収穫量がわからないので一概には答えられませんが、15〜40%の収量増、収入増を目標にしていただ
いています。

Q.08 特別な栽培管理法はありますか?

特別なということはありませんが、一つの環境が変わると他の環境も変えた方が良い場合が多々あります。
サンメイトを使用すると、水とイオン(肥料)の吸収が多くなりますので、根の性質を利用した栽培管理法を 提案させていただいています。

Q.09 肥料は変えなくてもいいですか?

サンメイトを利用すると、今まで比較的に吸収されにくかったカルシウムイオン、マグネシウムイオン、硫
黄イオンや微量要素などの吸収が促進されます。
培養液のイオンバランスにおいて、多い成分はより多く植物体に吸収され、他のイオンとの拮抗作用が生じ
たり、少ない成分は植物体に不足症が生じる場合があります。
可能でしたら、弊社の提案します単肥設計で行っていただければと思います。
弊社は肥料は販売していませんので、お近くの肥料販売店から購入していただくことになります。

Q.10 T型とU型の違いを教えてください。

給液対応水量(通過量)が違います。
現在の1ブロックの給液量が毎分60リットル以下の給液管理の場合は、T型を選択します。(対応能力)
毎分60リットル以上120リットル以下の場合は、U型を選択します。
毎分120リットル以上の場合は、複数台数が必要になります。

Q.11 サンメイトはどこで購入できますか?

お近くの農資材店で購入できますが、お取り扱いが無い場合には、弊社まで直接お問合せください。

Q.12 ランニングコストはどれくらいですか?

トマト、イチゴ、バラなどの固形隔離培地栽培では、10aに対して7000リットルの酸素ボンベを一年間で10〜12本
くらい使用します。
7000リットルの酸素ボンベの価格は地域によって異なるようですので、取り扱い会社でお問合せください。

Q.13 耐久性はどれくらいですか?


設置場所や使用する原水によって、4〜6年くらいで修理・交換しなければならない部品があります。

Q.14 サンメイトの大きさは?

T型は、巾26cm×長さ60cm×高さ90cmです。1ブロック毎分 60リットルの給液対応。
U型は、巾36cm×長さ75cm×高さ90cmです。1ブロック毎分120リットルの給液対応。

Q.15 どのように設置しますか?

サンメイトの設置法をご覧ください。

Q.16 サンメイトの価格を教えてください。

T型の本体価格は税別で、50万円が標準価格です。設置工事費、送料などは含まれていません。
U型の本体価格は税別で、70万円が標準価格です。設置工事費、送料などは含まれていません。
地域により、諸経費などが変動しますので、お取り扱い店様にお問合せしてください。

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